レッドリスト

環境省レッドリスト

日本に生息する野生生物について、生物学的な観点(かんてん)から個々の種の絶滅(ぜつめつ)の危険度(きけんど)を評価(ひょうか)し、レッドリストとしてまとめている。

その中で、蝶においても種により絶滅の危険度を評価しており、以下の通りである。

絶滅(EX)我が国ではすでに絶滅したと考えられる種
野生絶滅(EW)飼育・栽培下、あるいは自然分布域の明らかに外側で野生化した状態でのみ存続している種
絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)絶滅の危機に瀕(ひん)している種
絶滅危惧ⅠA類(CR)ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極(きわ)めて高いもの
絶滅危惧ⅠB類(EN)ⅠA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの
絶滅危惧Ⅱ類(VU)絶滅の危険が増大している種
準絶滅危惧(NT)現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種
情報不足(DD)評価するだけの情報が不足している種
絶滅のおそれのある 地域個体群(LP)地域的に孤立している個体群で、絶滅のおそれが高いもの
参照:環境省ウェブサイト 「レッドリストのカテゴリー」(ランク)※外部サイトへリンクします。

東京都レッドリスト(「東京都の保護上重要な野生生物種」(本土部)2010年版)

環境省のレッドリストの評価方法に基づき、東京都の区部や多摩部等の地域に分けて評価している。
板橋区での確認種の中では、区部では
オナガアゲハ、ウラナミアカシジミ:絶滅危惧Ⅰ類 (CR+EN)、
アカシジミ、イチモンジチョウ、ヒオドシチョウ:情報不足DD、
ミズイロオナガシジミ、コムラサキ:留意種等。

留意種(りゅういしゅ)
現時点では絶滅のおそれはないと判断されるが、生息地が限定されていたり、外来種の影響に注意をする必要がある等で留意が必要と考えられる種

参照:東京都ウェブサイト 「東京都の保護上重要な野生生物種(本土部)2010年版」※外部サイトへリンクします