デジタル観察図鑑の見方
1, 検索方法
蝶を調べる方法として次の五つの検索手段を作りました。名前が分からない場合でも、大きさ、色、観察した時期、観察した場所からも調べられるようにしました。ホームページの最初の画面に板橋で見られる蝶53種類の画像が表示されます。画像の上に「」「科名」「和名」「大きさ」「色」「観察時期」「観察場所」のタイトルがあります。どれかタイトルを選ぶと詳細がプルダウンされますので、調べたい項目を選んでクリックしてみてください。
- 科名:アゲハチョウ科、シロチョウ科、タテハチョウ科、シジミチョウ科、セセリチョウ科の順番で、科ごとに蝶の画像が50音順に表示されます。
- 和名:ア行からワ行まで、各行をクリックすると蝶の画像が表示されます。画像の掲載の順番は1.と同じです。
- 大きさ:蝶の「大きさ」を大・中・小に区分して、画像を上記1.と同じ順番に並べてあります。
- 色:蝶の翅(はね)の色を「黒色系」「青色系」「灰色・白系」「黄色系」「橙色系」「茶色系」に分類しました。♂♀、表裏、季節により翅の色が変わる種類があります。画像の掲載の順番は上記1.と同じです。
- 観察時期:蝶が見られる時期を3月から12月まで月別で分類しました。画像の掲載の順番は上記1.と同じです。
その他に観察場所で見られる蝶の画像と蝶の幼虫が食べる植物のリストも掲載しましたのでご利用下さい。
◎観察場所:板橋区内の公園や荒川河川敷で見られる蝶の画像を科ごとに50音順に並べてあります。
◎食草食樹:蝶の幼虫が食べる草や樹木の画像を一覧にして50音順に掲載しました。
2, 蝶の大きさ
蝶の所属する科により、大型・中型・小型としました。翅(はね)の長さを計る場合は、前翅長(ぜんしちょう)を使います。前翅長とは、前翅(ぜんし)の付け根から翅頂(しちょう)までの長さをいい、翅頂は前縁(ぜんえん)と外縁(がいえん)が交わるところをいいます(各名称については「5,蝶の体の構造」を参照)。開翅長(かいしちょう)といって、左右の翅(はね)を開いた長さを測る方法もあります。
大型: アゲハチョウ科(タテハチョウ科のアサギマダラは大型に分類)
中型: シロチョウ科、タテハチョウ科
小型: シジミチョウ科、セセリチョウ科
3, 蝶のオス、メスの表記
オス ⇒ ♂
メス ⇒ ♀
4, 越冬形態
どのような形で冬を過ごすのか?
卵、幼虫、蛹(さなぎ)、成虫の4つに区分しました。ウラナミシジミのようにどのような形態でも東京では冬を越すことができず、翌年に改めて成虫が飛来するケースもあります。
5, 蝶の体の構造
翅(はね):
4枚 前翅(ぜんし)2枚、後翅(こうし)2枚
尾状突起(びじょうとっき):
後翅の下側にある尾のような突起(とっき)。アゲハチョウ科、シジミチョウ科によく見られる。
翅脈(しみゃく):
蝶の翅(はね)は極めて薄い膜が2枚重なってできている。この膜を支えるために、この膜の間に網のように入り込んだもの。
脚(あし):
6本(前脚、中脚、後脚の左右に1本ずつ)
胸部と腹部:
胸部は3つの部分(前胸、中胸、後胸)に分かれ、それぞれ1対の脚(あし)があります。中胸、後胸に1対の翅(はね)が生えています。